こんにちは、松本カズキです。

そんな質問に答える記事を書きました。
僕はYouTube漫画動画ちゃんねるを運営しています。
基本的には外注にシナリオを依頼しているのですが、僕自身、「物語を作るのが好き」ということもあり時々自分でもシナリオを書くことがあります。
僕がYouTubeシナリオを作るとき意識していることは、「起承転結のシンプルな物語」になります。
この記事では、「松本流YouTube漫画シナリオの書き方」について伝えていきます。
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YouTube漫画シナリオの書き方!構成は起承転結を意識しよう
YouTube漫画のシナリオは「起承転結」を基本としています。
例えば、恋愛系とスカッと系のシナリオで起承転結を考えるなら、
恋愛シナリオ
- 起:主人公(ヒーロー) に好きな女性(ヒロイン)ができる
- 承:主人公がヒロインに告白する
- 転:ヒロインに振られる
- 結:主人公の頑張りからヒロインと結ばれる
スカッと系シナリオ
- 起:悪人との遭遇により、主人公(正義) の平和が乱れる
- 承:悪人の行動から主人公のイライラが増えていく
- 転:悪人に遭遇する前の平和を取り戻すため、主人公は対策を考える
- 結:主人公の行動から悪人は去っていく
このように、シナリオを4つのブロックに分けて作っていくわけです。
YouTube漫画に難しいシナリオはNGです。
理解するために時間を要するような、複雑で難解なシナリオは必要ありません。
YouTube漫画の視聴者が動画を見るのは「娯楽」のためです。
視聴者は頭を使いたくないのです。
頭を使わなければ理解できない難しいシナリオですと、「つまらない」と感じます。
視聴者は離脱するわけです。
ですので、
- 視聴者が一目でわかるような「ヒーロー&ヒロイン」の物語
- 視聴者が一目でわかるような「正義&悪人」の物語
視聴者が頭を使わなくても、スッと頭に入ってくるようなシナリオが、YouTube漫画においては優れていると思ってもらえればと思います。
YouTube漫画シナリオの適切なボリュームを解説
YouTube漫画のシナリオボリュームは、「2,000文字程度」が適切だと僕的には思っています。
シナリオが2,000文字程度あれば、「3分~6分」の娯楽としては、ちょうど良い長さの動画になるからです。
シナリオボリュームが増えすぎた場合は、「地の文章」を見直ようにしましょう。
小説の場合は文章のみで読者に意味を伝えていく必要があります。
読者に情景を浮かばせるために、地の文章を細かく書いていかなくてはいけません。
YouTube漫画の場合は「イラスト」による視覚効果で視聴者に伝えることができます。
ですので、地の文章を細かくしすぎる必要がないわけです。
シナリオボリュームが増えすぎたと思ったら、
- この地の文章は必要だろうか?
- イラストでカバーできないだろうか?
と一度考えてもらえればと思います。
YouTube漫画シナリオは主人公の設定や状況を冒頭でシンプルに伝える
YouTube漫画のシナリオボリュームは基本的に少ないです。
限られたシナリオボリュームで、物語を完結させる必要があります。
短いシナリオで物語を完結させるためにおススメなのが、「主人公を動かす」という方法です。
シナリオを引っ張っていく語り手は「主人公」になります。
名作と呼ばれている漫画や映画は、共通して主人公が魅力的です。
YouTubeの漫画シナリオも同じことが言えます。
主人公が魅力的ですと、主人公の力だけでシナリオを展開していくことができます。
例えば、
私の名前は○○!イラストレーターの仕事をしている。
最近悩んでいるのは、ひどい依頼人の存在だ。
私の名前は○○。専業主婦をしている。
現在、私を苦しめているのは、同居している認知症の義母の存在だ。
僕の名前は○○。スクールカースト最下位の陰キャラだ。
僕の悩みの種は、僕の隣に座るギャルだ。彼女は僕をよくからかってくる。
俺の名前は○○。新卒の会社員だ。
女性社員も多く良い環境だな・・・と思っていたのは入社一週間ぐらい。実際は ブラック企業
だったのだ。
主人公の設定や状況を、シナリオの冒頭で伝えることで、視聴者の興味を引くことができます。
主人公の設定といっても、だらだらと長く書く必要はありません。
シンプルでOKです。
- 主人公の設定
- 主人公の状況
「主人公の置かれている現状」をシンプルに シナリオに含めてみましょう。
YouTube漫画シナリオは人物の心情はセリフで伝えよう!「行間を読む」は通用しません
小説の場合、人物の心情が書かれていなくても、「この人物はきっとこのように思っているんだろうな~」と想像できる部分があると思います。
小説は文章を楽しむための媒体です。
行間を読んで想像しながら文章を読むことは楽しくもあり、娯楽に繋がります。
ですが、
YouTube 漫画の場合は、「漫画(イラスト)」を楽しむための媒体です。
「人物の心情を想像しながら楽しんでください」といったスタンスでは、視聴者はストレスが溜まります。
例えば、「彼女に別れを切り出したシーン」を例に伝えていきます。
彼女は涙を見せた。
俺は彼女に背を向けて歩き出した。
これだけ読むと、「主人公がなぜ彼女から離れていったのか?」分からない部分がありますよね。
彼女に別れを切り出した罪悪感なのか、彼女と別れることができた爽快感なのか、明確には分かりません。
主人公が何を考えて、彼女から離れていったのか?の描写が不足しているわけです。
小説の場合だと、主人公の心情を想像するのも面白いと思いますが、YouTube 漫画のシナリオの場合ですと NG です。
ですので、
彼女が涙を見せた。
主人公「ごめんな・・・」
俺は罪悪感を抱えながら、彼女のそばを離れていった。
このような感じです。
- 「ごめんな」という謝罪のセリフ
- 「罪悪感」という主人公の心情の描写
主人公の心情は、しっかりと文章化するようにしましょう。
YouTube漫画シナリオの教科書(有料)を作りました
YouTube漫画シナリオを書くのに、実は特別な才能は必要ありません。
「思考法」を変えるだけで、YouTubeシナリオはどんどん作ることができるからです。
僕が作ったYouTube漫画シナリオの教科書では、「僕がどのような工程でシナリオを作っているのか?」の生情報を伝えていきます。
現役シナリオライターのシナリオ作成術を学んで頂ければと思います。
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YouTube漫画シナリオの書き方を解説-まとめ
視聴者がYouTube漫画動画を見るのは、娯楽のためです。
娯楽にストレスは絶対NGです。
- シナリオボリュームが多すぎる
- シナリオが難解すぎる
このような漫画動画は、視聴者にストレスを与える可能性があります。
シナリオライターの腕の見せ所でもあるのですが、ライター駆け出しの場合は、
- 起承転結のシンプル構成のシナリオ
- 視聴者に分かりやすいシナリオ
- 2,000文字前後のシナリオ
これらを意識して、シナリオを書くようにしてもらえればと思います。
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YouTube漫画動画の作り方と制作費用は?【稼ぐのにお金かかります】
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