こんにちは、松本カズキです。
GA文庫から「佐伯さん」先生が執筆されたライトノベルが発売されました。
タイトルは「お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件」です。
Web小説投稿サイト「小説家になろう」でランキング上位だった恋愛小説の書籍化になります。
それでは、感想を書いていきます。
お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件-あらすじ
一人暮らしで自堕落な生活を送っていた高校一年生の主人公、藤宮周。
そんな周を見かねて何かと世話をやいてくれたのは、周の住むマンションの隣人、椎名真昼でした。
真昼は学校一の美少女でクラスメートからは、「天使様」と呼ばれている女の子です。
ふたりはただのマンションの隣人で、特に関わり合いのなかった関係でした。
周にとって、真昼は恋愛感情を抱く相手ではなく、「観賞用の美少女」という認識でした。
ところが、雨が降りしきるなか、公園のブランコに座っていた真昼に、周が傘を貸したことから、ふたりの交流が始まります。
自堕落な周に、食事を作ったり掃除をしたりと、食事を作ってくれたり、掃除をしてくれたりと、かいがいしく世話を焼く真昼。
しっかり者の真昼と、だらしのない周。
隣人同士のふしぎな交流は、家族との繋がりに飢えていた真昼の心を少しずつ溶かしていきます。
周もまた、学校で見かける「天使様」とは違った真昼の一面を知っていき、素直になれないながらも距離を縮めていくのでした。
お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件-ネタバレ感想
僕自身、佐伯さんの「天使様」はかなり好きな作品です。
発売されるのが本当に待ち遠しかったです。
書籍化が決まってヤッター!と思ったら、イラスト担当がこれまた僕の好きな「和武はざの」先生だったので、これはヤバイの一言。
物語とイラストがマッチしすぎています笑
和武はざの先生は、現在、「白聖女と黒牧師」を連載している漫画家です。
僕とは同じ北海道在住ですので、勝手に親近感を持っていたりしますね。
本作はとにかく「甘くじれったい恋の物語」です。
最初は自堕落な周の世話を焼くだけだった真昼や、真昼のことを鑑賞用の美少女と捉えるだけだった周が、次第にお互いを大切に思うようになっていく過程が、じれったくて素敵です。
今作の一巻では、まだまだ付き合い始める前なので「甘さは控えめ」ですね(控えめかな?)。
小説家になろうで読むことのできる続きは、「砂糖は盛るためにあるんです!」と言わんばかりの付き合い始めてからの展開が甘々です。
可愛い女の子との甘くじれったい恋物語を読みたいなら、佐伯さんの「天使様」はオススメです。
和武はざの先生の「白聖女と黒牧師」も天使様と同じく、甘くじれったい話ですので、機会があればぜひ読んでみてください。