こんにちは、松本カズキです。
そんな質問に答える記事を書きました。
結論ですは、退職代行に引き継ぎは必要です。
正しく言えば、
- 退職代行を使って会社を辞めるのに引き継ぎは必要無い
- だけど、引き継ぎを行っておけば起こりうるトラブルを回避できる
というものです。
この記事では、「退職代行を使う場合の引き継ぎの必要性」について伝えていきます。
退職代行に引き継ぎは必要ないけどトラブル発生の可能性がある!バックレるのはダメ
退職代行を使って、会社を辞めようと考えたとき、「明日から会社に行きたくない」と思います。
即日退職したいと思うのですが、「引き継ぎ」のことを考慮しておく必要があります。
基本、会社を辞める場合は、退職届を提出してしまれば2週間後に会社を辞めることができます。
引き継ぎを全くしていない状態であっても、会社を辞めることは可能なわけです。
「信義誠実の原則」という法律のルールがあります。
簡単に言えば、「退職の権利を使うためには、会社のことを考えて誠実に対応しなければいけない」というものです。
引き継ぎを行わなかったせいで、会社に損害を与えた場合には、「損害賠償請求」される可能性もゼロではありません。
優れた退職代行業者を使えば、引き継ぎを行わなくても、うまく交渉してくれるケースもあるかもしれません。
とはいえ、今後のトラブル発生を防ぐためにも、メモに書き記すだけでもOKなので引き継ぎは行うべきですね。
引き継ぎを行わずに、会社をバックレるのはリスクしかないので絶対やめておきましょう。
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退職代行の引き継ぎで必要な4つのことをメモに書き記せ
退職代行の引き継ぎで問題になってくるのは、「引き継ぎはどこまでやればいいのか?」になります。
退職までに1ヶ月といった長期間があるのなら、口頭で説明しても良いかもしれません。
後任者にあなたが直接教えたほうが良いです。
ですが、退職代行を使う場合、なるべく早く会社を辞めたいのかなと思います。
後任者を悠長に育てる時間はないはずです。
その場合、「メモを残す」ようにしましょう。
「引き継ぎ=あなたしか知らない情報を会社に伝える」ことです。
- 業務内容
- 業務の手順
- 資料の置き場所
- 取引先のリスト化
メモに4つのことを書き記すことで、引き継ぎを完了させるわけです。
退職代行の引き継ぎ①-業務内容
普段行っている業務内容を、メモに書くようにしてください。
あなたが毎日どんな仕事をしているのか、内容を記しておくわけです。
従業員は皆それぞれ自分の専属の仕事を持っています。
全員が全員の仕事内容を理解しているわけではありません。
あなたの仕事内容を会社に把握してもらいましょう。
退職代行の引き継ぎ②-業務の手順
業務内容を書き記したら、次に行うべきことは「業務内容をどのように処理するのかの手順」をメモしてください。
「業務内容のマニュアルを作る」ということです。
後任者はあなたが行っていた業務内容を理解できても、業務遂行のためのやり方が分かりません。
自分の行っている作業は、自分の子供に教えるような感覚で、作業手順をメモするようにしましょう。
退職代行の引き継ぎ③-資料の置き場所
業務で使っている資料があるのなら、「どこに必要書類が置いてあるのか?」をメモしておきましょう。
僕も会社を辞めてからも、
このようなやりとりを、何度も繰り返しました。
置き場所を伝えていなかった自分が悪いのですが、面倒だなと思ったのを覚えています。
「会社を辞めてからの連絡を防ぐ」ためにも、あなたが使っていた資料があるのなら、「資料の置き場所」は会社にシェアするべきですね。
退職代行の引き継ぎ④-取引先のリスト化
取引先とやりとりをしているのなら、「取引先のリスト化」を作っておきましょう。
- 会社・連絡先・担当者
- 契約内容や業務内容
- 社風や経営状況
取引先とのやりとりのなかで、あなたしか把握できていないことがあるなら、必ずメモに書き記してください。
退職代行を使えば、今の会社との接点だけではなく、取引先との接点も途切れてしまいます。
あなたが突然会社からいなくなることで、取引先にも迷惑をかけるかもしれません。
取引先の迷惑をかけるリスクを極限まで減らすためにも、「取引先のリスト」を会社に渡すようにしましょう。
退職代行の引継ぎで作った資料は必ずコピーを取ろう
退職代行を使って会社を辞めるために作った、「引き継ぎの資料」は必ずコピーを取るようにしてください。
理由はシンプルに、「証拠を残すため」です。
「信義誠実の原則に基づいて退職のための誠実な対応をした」と証拠を残しておくわけです。
会社によっては、
と引き留められる可能性があります。
「完璧な引き継ぎ」は存在しません。
あなたの仕事内容の100%を後任者に継承することは不可能です。
「引き継ぎはできる限り」で問題ありません。
「自分にできる限りの精一杯の引き継ぎをした」という事実を保管しておくことで、退職代行を使えばスムーズにトラブルなく辞めることができるはずですよ。
退職代行の引継ぎ資料を作ったら即日退職を狙おう
引き継ぎのメモが完成したら、退職代行で即日退職を狙うことは難しくありません。
会社が困ることは、社員が退職していなくなることではありません。
社員がいなくなることで、「仕事に穴が空く」ことを恐れているのです。
仕事内容を誰かがカバーすることができれば、会社側は問題ありません。
引き継ぎの資料を作っておくことで、会社側はあなたの仕事内容を理解できるし、他の社員にあなたの仕事を回すことができます。
強く引き留められる理由もなくなります。
あなたは退職代行サービスを使って、即日退職することも可能になります。
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退職代行の引継ぎはどこまで行えば良いのか?-まとめ
退職代行サービスを使うときは、「事前に引き継ぎのメモを作る」ことをオススメします。
退職届を提出してしまえば、引き継ぎに関係なく、時間が経てば会社を辞めることができます。
退職代行サービスを使えば、もっと楽に辞めることができるでしょう。
「引き継ぎを行わない=誠実な対応」ではありません。
「信義誠実の原則」に反する行動なのです。
引き継ぎには限界があります。
引き継ぎ資料の内容で、会社側に100%納得させることはできないはずです。
「自分は引き継ぎを精一杯やった」と思える引き継ぎ資料ができたならOKです。
退職代行の引き継ぎは相手を納得させるのではなく、「自分が納得できるもの」であれば問題ありません。
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