こんにちは、松本カズキです。
そんな質問に答える記事を書きました。
結論ですが、退職代行サービスを使って会社を辞めても、嫌がらせを受ける可能性は限りなくゼロに近いです。
「会社もたった1人の人員のために嫌がらせをするほど暇ではない」からです。
とはいえ、退職代行を使われてムカついたからと、嫌がらせをしてくる可能性はあります。
この記事では、「退職代行で辞めたら受けるかもしれない嫌がらせと対処法」について伝えていきます。
退職代行で辞めたら嫌がらせを受けるのか?凄くレアなケースですが6つ紹介します
退職代行サービスで会社を辞めても、嫌がらせを受ける可能性は低いです。
理由はシンプルで、「退職して辞めた人間に嫌がらせをするほど会社も暇ではない」からです。
退職代行を使われて、突然社員が辞められたら、人材不足に陥ります。
- 新しい人材確保をしなければいけない
- 新しい人材を育てなければいけない
戻ってくる見込みのない社員のことより、「仕事を円滑に回すこと」のほうが会社にとっては重要なのです。
とはいえ、人間は感情の生き物です。
「理屈に合わない行動を起こす」こともあります。
嫌がらせをすることにメリットはないのに、自分の不満をぶつけるために、嫌がらせをしてくるわけです。
退職代行を使って辞めたら、考えられる「6つの嫌がらせ」について伝えていきます。
退職代行で嫌がらせ①-上司が自宅に押し掛けてくる
と感情に身を任せて、上司が自宅に突撃してくる感じですね。
退職代行サービスでは、「家に押しかけるのはやめてください」と言ってくれるのですが、会社側が完全に無視して自宅にやってくるわけです。
可能性は低いですが、自宅に来たとしても、対応する必要はありません。
依頼していた退職代行業者に連絡をすれば、対応してくれますので。
退職代行で嫌がらせ②-離職票をもらえない
会社を辞めたら、「離職票」を会社から受け取ることができます。
離職票を使うことで、失業給付金(失業手当)をもらうことができます。
会社からの嫌がらせで、「あなたのもとに離職票が届かない」という場合もあるのです。
よく勘違いされるのですが、「離職票を発行しているのは会社ではなくハローワーク」です。
流れとしては以下の通りですね。
- 社員の離職情報をハローワークに届ける
- ハローワークが離職票を作成
- 会社に離職票が届く
- 退職した社員に離職票を送付
会社を辞めたら即、離職票が届くわけではなく、1〜2週間ほど時間がかかります。
いくら待っても書類が届かなかった場合、会社に「離職票が欲しい」と伝えてももらえなかった場合(退職代行業者経由でもOK)、ハローワークに問い合わせをかけるのが良いですね。
退職代行で嫌がらせ③-源泉徴収票が届かない
源泉徴収票は、年末調整や、確定申告に使う書類です。
年末調整や確定申告の時期に使う書類ですので、会社を辞めてからすぐに「源泉徴収票が届く」というわけではありません。
源泉徴収票を手書きで書いてすぐに送ってくれる会社もありますが、多くの会社はパソコンのソフトで作っており、「全員まとめて」のケースが多いです。
源泉徴収票が必要なとき、源泉徴収票が手元になければ会社に連絡する。
もしくは、「手書きでも良いから急いで源泉徴収票を発行して欲しい」と退職代行業者を介して伝えてもらうのが良いですね。
退職代行で嫌がらせ④-親や転職先にバラされる
個人情報保護法があるので、「退職代行を使って辞めたことをバラす」ことは会社にとってもリスクがあります。
退職代行を使われた怒りから、極一部の社員が独断から、バラす可能性はゼロではないでしょう。
親や転職先にバラされたとしても、気に病む必要はありません。
悪いことをしているわけではなく、「会社を辞める手段として便利なサービスを使った」だけに過ぎません。
退職代行を使ってバラされる可能性は低いのですが、もしバレてしまっても毅然とした態度を取っていればOKです。
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退職代行で嫌がらせ⑤-有給休暇をごまかされる
退職代行を使って即日に辞める場合は、持っている有給休暇の全てを使った方が良いです。
- 有給日数が残っているのに「ない」と言ってくる
- 有給日数が多く残っているのに「少ない数字」を言ってくる
というケースはよくあります。
自分で有給休暇の残日数を把握しておくのが一番良いのですが、手っ取り早いのが、「弁護士が対応してくれる退職代行サービス」に依頼することです。
法律のプロを前なら、会社もごまかすことは心理的にもできないからです。
退職代行で嫌がらせ⑥-前職場で悪い噂が立つ
嫌がらせと言えるかは微妙ですが、退職代行を使って辞めた場合は、「前職場で悪い噂が立つ」と覚えておいてください。
人間は愚痴が大好きです。
退職代行で会社を辞めたことを、おもしろおかしく話をする輩は当然出てくるでしょう。
すでに辞めた会社のことを気にする必要はありません。
あなたにとっては過去の会社であり、気にするべきは未来のことだからですね。
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退職代行で嫌がらせを受けたときの対処方法!必要書類は会社を通さなくても受け取り可能です
退職代行で辞めた場合の嫌がらせて一番困るのは、「必要書類が届かない」という場合です。
退職代行サービスを活用しているのであれば、業者側から連絡してもらうのが一番手っ取り早いです。
もし、業者の力を借りられない状況であれば、自分で必要書類を手に入れなければいけません。
退職の必要書類は、会社を介さなくてもゲットすることは可能です。
- 離職票&雇用保険被保険者証⇒ハローワーク
- 社会保険資格喪失証明書⇒年金事務所or役場
- 源泉徴収票⇒税務署
- 年金手帳⇒年金事務所
会社から嫌がらせを受けて、書類が手に入らない場合は、自分で書類を手に入れましょう。
退職代行で嫌がらせを受けないための事前準備を2つ解説
と思うものが2つありますので、それぞれ紹介します。
事前準備①-引き継ぎ資料を作っておく
退職代行を使う前に、「事前に引き継ぎ資料を作っておく」ようにしてください。
会社が退職代行を辞められて一番困るのは、「引き継ぎがされていない状況で社員がいなくなる」ことです。
仕事の穴をどのように埋めればいいのかに困惑するわけです。
「あなたしか知らない情報を会社に伝える」ことはしておくべきです。
- 業務内容
- 業務の手順
- 資料の置き場所
- 取引先のリスト化
を引き継用の資料として作ったほうが良いですね。
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事前準備②-弁護士のいる実績のある退職代行業者に依頼する
退職代行業者はネット上に数多くあります。
必ず、
- 弁護士が対応してくれる退職代行業者
- 弁護士が監修している退職代行業者
どちらかを選ぶようにしてください。
退職代行業者は、弁護士資格を持たない「個人」が行っているケースもあります。
弁護士資格を持たない退職代行業者では、会社の嫌がらせに対処することはできません。
必ず、「弁護士が自ら対応or弁護士が監修」している退職代行業者に依頼してください。
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退職代行で嫌がらせを受けても負けないための考え方-まとめ
退職代行で嫌がらせを受けるケースはそもそも少ないです。
会社に嫌がらせを受けた場合においても、負ける必要はありません。
退職代行を使って辞めるより、退職代行を使った社員に嫌がらせをする会社のほうが圧倒的に悪だからです。
場合によっては、法的措置を行うことも可能になります。
会社の嫌がらせを恐れる必要はありません。
安心して、退職代行サービスを使ってくださいね。
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