そんな質問に答える記事を書きました。
僕の結論ですが、「長文SEO効果は年々薄れていっている」と思っています。
正確にいえば、
- 読者を意識した長文SEO対策は効果がある
- 読者を意識しないGoogle検索エンジンのみを意識した長文SEOは効果なし
といった感じです。
以前は長文SEO対策が効果抜群だったりしたのですが、現在は長文の恩恵をあまり感じません。
ただ長文を書くより、読者の「検索クエリ=検索意図」を満たすコンテンツを作ることが大事なのかなと、僕的には思っています。
長文SEOが有利って言われてるけど、僕的には微妙かなと。
僕は1万文字の記事も書いていますが、インデックスすらされていないという・・・汗
逆に1,500~3,000ぐらいの、「読者の問いにシンプルに答えている」記事のほうが上位に来ています。
クエリとは無関係の書くのは、SEOでマイナスかもです。
— 松本カズキ@ブロガー (@matsukazu1222) June 22, 2019
この記事では、「長文SEOの効果と上位表示するための最適な文字数」について書いていきます。
長文SEOの効果は?1万文字を書くより検索クエリを意識する
長文SEO対策では、「今後上位表示を維持することが難しい」と僕的には思っています。
「文字ボリュームだけを意識した長文SEOは効果がない」ということです。
検索エンジンで上位表示を狙うためには、ライバルの記事に勝つ必要があります。
ライバルより読者に好まれる記事を書く必要があるわけです。
以前であれば、
- ライバルより多い記事ボリューム
- ライバルより多いコンテンツの網羅性
これらを意識するだけでも、上位表示されやすい傾向にありました。
ですが、今後はこの思考を継続するのは危険かなと僕的には思うのです。
ライバルのコンテンツを意識することはもちろん必要ですが、「読者の検索クエリ=検索意図を満たすコンテンツを作る」ことがこれからは大事かなと。
あなたの書いている長文記事が、「読者のために書いていたら自然と長文になった」なら問題ありません。
そうではなく、「ライバルを意識してあえて長文にした」のならNGです。
読者優先ではない長文記事は、「必要のない文章」が含んでいる可能性が高いのです。
Googleはブログの滞在時間などの離脱率をしっかりと把握しています。
長文SEOは検索エンジンには有効の可能性もあるかもですが、読者にとっては良くありません。
不必要な記事を長々と書いていたら、読むことにストレスを感じます。
読者のサイト離脱に繋がるのです。
長文を書くときは、「必要な情報だけを伝えて離脱されない対策」をおこなう必要がありますね。
長文SEOを狙うなら検索意図に沿ったコンテンツを網羅する
Googleを意識するのではなく、読者を意識した長文SEOの効果は、「今後も強い」と僕は考えています。
適切に情報を伝えるためには、ある程度の記事ボリュームはどうしても必要です。
ライバルの強さにも影響されますが、1,000文字に満たない記事ですと、コンテンツとしては不足している印象がありますね
文字数を増やすための方法として挙げられるのが、「コンテンツの網羅性」になります。
基本的に、悩みや欲求は限界がありません。
ひとつの悩みを解決すれば、新しい悩みが生まれてきます。
例えば、
- 転職を探すのにおすすめのサイトを知りたい
- リクナビがおすすめらしい
- リクナビの評判ってどうだろう?怪しくないのかな
- リクナビに登録したい!登録方法はどうやるの?
イメージとしてはこんな感じです。
読者が「次に読みたいと思う記事」を連想していくわけです。
連想ゲームみたいな感じかなと。
コンテンツの網羅性は、「読者のため&記事ボリュームが増える」というメリットもあるのですが、デメリットも存在します。
すべての読者が、「網羅されているコンテンツを知りたい」とは思っていない点です。
このように考える読者も存在します。
関連性のある記事でも、興味のない記事ですと、読むことに対してストレスが溜まります。
そのときの対策として有効なのが、「内部リンク」です。
内部リンクのメリットは、
- 内部リンクはコンテンツを網羅するとき、文章量を削ることができる
- 内部リンクを使うことで、サイトの巡回率が高まる
- 情報を必要としている読者にのみ、記事を届けることができる
長文SEO効果を狙うときは、内部リンクをうまく使って欲しいと思います。
コンテンツの網羅性を意識しながらも、「読者が読みやすい長文記事」を作ることができますので。
長文SEO効果を狙うために注意したい4つのポイント
長文SEO対策の効果を狙うためには、「読者の離脱されない記事」を書く必要があります。
ブログ記事を読者に読んでもらうためには、4つの注意したいポイントがありますので、紹介していきますね。
ブログの書き出しに注意する
ブログの書き出しは、読者にとって、「記事の良し悪し」を決める重要部分になります。
書き出しで失敗すれば、読者は離脱されます。
逆に書き出しで、読者に興味関心を抱かせることに成功すれば、最後までブログ記事を読んでもらえる可能性が生まれるのです。
ブログ記事の書き出しは難しいと思われがちですが、
- 読者の求めている情報提供を約束する
- 記事の結論を冒頭で伝える
これらを意識すれば、書き出しは問題ないのかなと僕的には思います。
-
ブログの書き出し!面白い挨拶は必要ありません【結論と約束を書く】
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読まれるブログ記事を書く
読者は記事を読むことが嫌いです。「知的欲求のために仕方なく読んでいる」というケースがほとんどなのです。
活字を読むことを苦手としている人は、ブログ記事を読むだけでも大きなストレスを抱えてしまいます。
僕たちブロガーは、「ストレスを与えない文章を書く」ことを意識する必要があるわけです。
日本人は「美文」に憧れる傾向にあるのですが、ブログ記事においてはプラスにはなりません。
人によっては、「幼稚な文章」と思われそうな、
- 読みやすい文章
- 分かりやすい文章
「誰でも読むことができる文章」のほうが好まれるのです。
-
ブログの書き方!テンプレートとコツで記事を書く【読まれる文章】
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SEO対策の基本を身につける
ブログ記事は書くときは、「読んでもらう相手=読者」を意識することが一番大事です。
ですが、検索上位を目指すのなら、「SEO対策」も意識する必要はあるでしょう。
SEO対策の知識を持って記事を書くのと、SEO対策の知識を持たずに記事を書くのとでは、「上位表示の影響力」はがらりと変わってきます。
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SEOに強い記事タイトルの付け方を解説【4つのコツを意識する】
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ブログ記事のターゲットを明確化する
ブログ記事を書くときは、
- どんな人にブログ記事を読んでもらいたいのか。
- このブログ記事を読んでどんな人に行動して欲しいのか。
最低限この2つは意識するようにしてください。
読者ターゲットを決めることで、「誰に向けて記事を書けばいいのか」を明確化することができます。
ターゲットが明確化できていない記事は、長文SEOの効果を狙った時、余計なコンテンツを追加する可能性があります。
検索意図は一人ひとり違います。全員が同じ目的から検索エンジンを使うわけではないのです。
複数の「検索クエリ=検索意図」を満たす記事を、たった1記事で書くことはまず不可能です。
ブログ記事を書くときは、一人の読者の検索クエリを満たすことだけに、全力を注ぐようにしましょう。
長文SEOの効果を狙うなら検索クエリを意識した記事を書く-まとめ
長文SEOは検索エンジンを意識するだけでは、効果を発揮することはできません。
ターゲットを明確にして、1人の読者の検索意図を満たすために、「長文になった」のなら、効果があるのかなと僕的には思っています。
ブログ記事を書くときは、1万文字の長文を書く必要はありません。
ライバルを意識して、むりやり記事ボリュームを増やしても、SEO対策としてはマイナスになる可能性もあるのです。
記事を書くときは、「ひとりの読者の検索クエリ=検索意図」を満たすことだけを考えるようにしてください。
読者のことを考えた結果の、長文ならSEO効果も高いと僕的には判断します。