そんな悩みに答える記事を書きました。
僕の個人的な考えとしては、
- イラストは技術と時間を必要とする職人芸
- 価値を受け取るためにお金を払うのは当然のこと
人を魅了することのできるイラストは、完全なる職人芸です。
素人が思い付きでイラストを描こうとしても、人を惹きつける絵を描くことは無理でしょう。
素敵なイラストを描ける人は、長い年月を費やして技術を身につけています。
僕たちが娯楽を貪っている間、「イラストを描く」ことに対して真剣に考えて、努力してきた人の絵が、「価値がない」というのは、僕的にはあり得ないことです。
価値に対して対価を支払うことは、当然のことだと僕は思うのです。
この記事では、
- イラストを無料で描けと言ってくる人の心理
- イラストを無料で描けと言ってくるひどい人への対策と対応
これらをメインに伝えていきます。
-
イラスト依頼でひどい対応をされました!トラブル事例をまとめて紹介
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イラストは無料で描け!ひどい依頼人も世の中にはいます
僕の友人は趣味でイラストを描いています。
デザイン事務所で働いていたり、商業デビューしているわけではありません。
「普段は趣味としてイラストを描き、求めてくれる人に対してのみ有料で描いてあげる」
というスタンスですね。
そんな友人ですが、「イラストを無料で描け!」と言われて困っているみたいです。
イラストの仕事をしている友人が「無償で絵を描いて」とお客さんから言われて困っているみたい。
無償でサービスを受けようとする人って、相手に返せるものを何か持っているのかな?相手の時間を奪っておいて、何を返せるのかな?
お客さんは神様と言われていますが、お客さん次第ですね。
— 松本カズキ@ブロガー (@matsukazu1222) November 12, 2019
相手の言い分としては、
- 趣味で描いているくせにお金を取ることはおかしい
- 素人のくせにお金を取るなんておかしい
- たかが絵にお金を払うことはおかしい
- お前の絵にお金を払う価値はないからおかしい
僕も話を聞いてビックリしました。あまりにも身勝手すぎる言い分ですよね。
相手のことを一切考えていない、自分本位の考えです。
リアルと違い、ネットの場合は、お互いの顔を見ないケースがほとんどです。
相手の顔を見ることができないからこそ、「相手視点に立つ」という考えが大事だと僕的には思っています。
イラストを描く目的とは?何のための投稿するの?
ピクシブやTwitterなどのサービスを使えば、自分の描いたイラストを簡単に投稿することができます。
描き手側が投稿する目的としては、
- 絵が好きで上手になりたいため
- 他の誰かに自分の絵を見て欲しいため
- 世間に対しイラストレーターとしての認識度を高めたいため
- 生活するための仕事を手に入れるため
といった感じでしょうか。
消費者である僕たちは、投稿されたイラストを好きなように見ることができます。
投稿されたイラストのなかには、「好みがマッチしたイラスト」もあるはずです。
イラストを好きになるほど、自分のためだけに描かれたイラストが欲しくなったりします。
みたいな感じですね。
僕自身、絵師にイラストを依頼することがあります。もちろん「有料」です。
たかが絵にお金を払うなんておかしいと思うかもしれませんが、僕はイラストに「価値」を感じているわけです。
イラストの価値とは?パッケージ次第で売上が変わります
僕の場合ですと、絵師にイラストを依頼するときは、カラー1枚「3万~15万円程度」払うことが多いです。
僕がイラストにお金をかける理由としては、2つあります。
- ビジネスのためにイラストを描いてもらう
- 優越感に浸るためにイラストを描いてもらう
それぞれ解説していきます。
ビジネスにイラストを使うと収益が上がる
ビジネスにイラストを使うと、収益はめちゃくちゃ上がります。
僕はブログ以外にも、コンテンツ販売で収益を得ています。
コンテンツのパッケージとして、イラストを依頼するケースが多いです。
パッケージイラストは、お客さんの興味を惹くための大事な部分です。
例えば、漫画本。
書店に行けば、たくさんの漫画本が陳列されています。
追っている作家の漫画じゃなくても、表紙が魅力的だったら、「どんな内容なんだろう?」と自然と興味が湧きますよね。
つい手に取ってしまいます。つい衝動買いしてしまいます。
コンテンツの内容が良くても、表紙やパッケージに興味が惹かれなかったら、購入してもらうことはできないのです
僕の場合は、コンテンツの内容だけではなく、パッケージイラストにも力を入れます。イラストを描いてもらうために、数万円は当然のように支払います。
理由としてはシンプルで、「イラストを使えばお客さんの購買意欲は刺激されコンテンツが購入されやすくなるから」ですね。
イラストを使ったビジネス戦略は他にもあります。
- ブログにイラストを使う
- 広告にイラストを使う
- セールスレターにイラストを使う
イラストをビジネスで活用すると、収益が上がることを覚えておいてください。
優越感に浸るためにイラストを描いてもらう
僕はビジネスを抜きにしても、イラストを描いてもらうことがあります。
個人で楽しむためだけに、有料でイラストを描いてもらうのは、「お金の無駄」と思われるかもしれません。
ですが、考えてみてください。
「世界でたった1枚の、自分のためだけに描かれたイラスト」
ですよ!
契約内容にもよりますが、基本的に個人の観賞用のために描いてもらったイラストは、ネット上で公開されることはありません。
描いてもらったイラストレーターが有名になり画集が販売されたとしても、あなたのイラストは掲載されません。
ネット上を探しても、あなたのイラストを見つけることはできません。
絵師に描いてもらったあなたのイラストを見ることができるのは、「あなただけ」ということです。
共感されるかは分かりませんが、結構な優越感だったりしますね笑
イラストを描くことは技術と時間が必要!あなたは他人のために労働するの?
人を魅了させるイラストを描くためには、相当な技術と時間が必要になります。
例えば、下記のイラストを見てください。
僕が描いたイラストです。
左が3年ぐらい前、真ん中は去年ぐらい、右が最近描いたものです。
めちゃくちゃ下手ですよね。
僕の絵にお金を支払いたい!なんて人はまずいないと思います。いたらビックリ!
こんな絵しか描けなくても、僕は依頼されたら間違いなくお金を取ります。
理由としては「技術と時間」を使っているからです。
僕は使い慣れていないペイントソフトを使って、試行錯誤しつつ半日近い時間を使って、イラストを描きました。
時間は有限です。
自分のために時間を使うのと、相手のために時間を使うのとでは、得られる満足度は違ってきます。
知らない人のために、「頑張りたい&役立ちたい」とは思いませんよね。。
たとえ、趣味のためにイラストを描いていたとしても、
- 自分のために無料でイラストを描く
- 相手のために無料でイラストを描く
この2つでは、書き手が得られる結果は変わってくるわけです。
少なくとも僕は、関わってメリットのない人のために、労働したいとは思いません。
イラストを無料で描け!ひどい依頼人への対応と対策
イラストを無料で描けと言ってくる、ひどい依頼人に出会った時の、対応と対策について伝えていきます。
お客様は神様じゃない!お客さんを選ぶ権利はあります
お客さんは神様だと思われがちですが、僕は「お客さん次第」と思っています。
僕たちはお客さんを選ぶ権利を持っているわけです。
確かにお客さんは大事です。
イラストで生活している人も、「お客さん」に求められるから、仕事をもらえます。
僕もブログやコンテンツ販売で収入を得ています。お客さんがいなければ生活することはできません。
お客さんに嫌われたら、精神的にも辛いし、生活が苦しくなります。
とはいえ、「すべてのお客さんが大事」とは全く思っていません。
僕の場合ですと、
- 僕を理解してくれる人
- 僕に共感してくれる人
- 僕に興味を持ってもらえる人
- 僕に価値を感じてもらえる人
このような人たちが、僕にとってのお客さんです。
長く付き合っていきたいお客さんです。
逆に、
- 僕を理解してくれない人
- 僕に共感してくれない人
- 僕に興味を持っていない人
- 僕に価値を感じていない人
このような人たちを、お客さんと想定したとき、「満たされる物」が何もありません。
お客さんとして接することに疲れるだけです。時間の浪費に繋がります。
全てのお客さんを受け入れるのではなく、自分で選んだお客さんだけを大事にしていく!
という考えを僕は持っています。
無料では描かないと記載!「仕事」であることを明確にする
仕事の募集欄に、
- 「無料ではイラストの仕事を引き受けない」と記載する
- 仕事を受け付けているのなら「仕事募集中」と記載する
お客さんのターゲットを明確にすることは、シンプルな方法ですが効果的です。
集まって欲しいお客さんだけを集客する考えですね。
ビジネスの世界においても、「ターゲットの明確化」は大事です。
例えば、イラストの仕事を募集している人は、「有料でも描いてもらいたい」と思っている人がターゲットになります。
「無料で描いてもらいたい」と思っている人はターゲットにはなりません。集客できたとしても、仕事には繋がらないわけです。
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売れない商品の原因はターゲットの明確化にあった!【価値を伝える】
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自分のイラストの価値を信じる
誰かに描いたイラストの価値を疑われても、描き手であるあなた自身は、自分の絵の価値を信じてください。
イラストをネットに投稿すれば、不特定多数の人たちに見られます。
ネット上に書かれるのは、「良いコメント」だけではありません。
「悪いコメント」が書かれることもあります。
イラストの閲覧者が悪質なら、
なんてことを、言ってくるかもしれません。
イラストの仕事をしていたり、イラストレーターの仕事に憧れを持っている人なら、悪意ある言葉の威力は相当なものでしょう。
だけど、
と僕は思うのです。
結局のところ、「全ての人に受け入れてもらえる」なんてことはありません。夢物語です。
言葉には力があります。
批判的なコメントをもらったら、「本当にそうなのかも・・・」と思わず信じ込みます。心も弱くなります。
結論ですが、「人を批判する人は努力したことがない単なる暇人」と僕は考えています。
1度でも何かに対して努力をしたことがある人は、人の努力をバカにすることはないからです。
ネット上には悪口が散らばっています。
批判には時間と労力を使います。批判者たちは時間をかけて悪口を書いています。
誰かを傷つけるためだけに、大切な時間をわざわざ使っているわけです。
めちゃくちゃ暇人ですよね笑。
と僕的には思っています。
イラストを描ける人は凄い!技術と時間を使う仕事です-まとめ
僕は絵を描くことが致命的に下手くそです。
始めて描こうと思った時、
と軽く考えていました。
ですが、実際に描いてみると、
と思い至りました笑。
- 模写すらできない
- 線は真っすぐに引けない
- 丸を綺麗に描けない
- 人体構造どうなっているの?
- 色の塗り方がわからない
- 目のハイライトってどうやるの?
- 遠近法なにそれ?おいしいの?
- 背景描くの絶対ムリ
などなど、「できない&わらかない」のオンパレード。
実際にやってみないと分からない難しさってありますね。
描けない僕からしてみれば、イラストを描ける人は純粋に凄い!の一言です!
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